ディグダで知る くまのプーさんのテキトーさ
Diglett
(日本語名:ディグダ)
発音 : ディグレット
元の英単語 : dig + -let
dig(ディグ)【動】(~を)掘る
初代の地面タイプといえばこのポケモンなので、ディグダには地面と最も関係が深い、「掘る」っていう動詞が使われてます。日本語の「掘る」って聞いて思い浮かべるイメージは、シャベルでちまちま土を掘り返してる感じだと思うんだけど、それに近いのが英単語がこのdigかな。
英語の場合は「掘る」って動詞が他にもいろいろあって、重機やドリルを使って本格的に地面を掘るなら‘drill’(ドリル)って言うし、化石とかを掘る(発掘する)なら ‘excavete’(エクスキャヴェイト)。これらの動詞が名前になってる地面ポケモンももちろんいます。
‘Dig‘は「掘る」の最も一般的な表現なので、その「コツコツ」「ガツガツ」進んでいく動作のイメージからいろんな表現が派生してます。例えば ‘dig in’は普通に「掘る」とか「突っ込む」みたいな意味がある一方で、食事の場面で使われると「(ガツガツ)食べる」って意味になる。
-let(レット) 【接尾】小さな
アナ雪でおなじみの ‘Let it go’(レリゴー)のletは普通に動詞だけど、今回の-letは、「接尾辞」って言う品詞で、単語にくっついて、意味の似た別の単語をつくってしまう部分のこと。日本語だと「~化」とか「~性」みたいなやつのことね。
接尾辞-letは、単語に「小さい」っていう意味をつけ加えるので、例えばbook+-letで ‘booklet’(ブックレット)っていう説明書みたいな小さい本のことを表すし、pig+-letは‘piglet’(ピグレット)で「子豚」って意味。くまのプーさんの友達に「ピグレット」っていう子豚のキャラいるんだけど、みんな知ってるかな…?
普通は-letが動詞にくっつくことはないと思うんだけど、ポケモンの名前はイメージさえ合ってればいいのでそういうルールは関係なし。Dig+letで「穴掘りする小っちゃいやつ」的なイメージが自然に出せるんじゃないかな。語尾のtが2つなのは単に発音の問題だと思う。
〈参考サイト〉