フーディンと世界の超能力者たち
Alakazam
(日本語名:フーディン)
発音 : アラカザム
元の英単語 : Alakazam
Alakazam(アラカザム)
【間投】アラカザム
ケーシィ&ユンゲラーの記事読んだら、「え、フーディンは?」ってなると思う。「アブラカダブラ」はケーシィとユンゲラーで既に使い終わっちゃったので、フーディンの場合は別の、「アラカザム」って呪文がそのまま名前になってます。
でも少なくとも私は、‘Alakazam!’って言ってる場面は見聞きしたことない気がする…。ネット辞書には載ってたけどちゃんとした辞書で調べたらやっぱり載ってなかったから、「アブラカダブラ」と違ってあんまメジャーじゃないんだと思う。
…で、ここにきて、日本語のケーシィ、ユンゲラー、フーディンって一体何なのよ、っていう疑問。
実はこの3匹、超能力とか奇術に関わる実際の人物の名前からきてるんです。
まずケーシィは、アメリカの超能力者「エドガー・ケイシー」から。催眠術で、依頼者の未来透視や病気の治療をしたらしい。
ユンゲラーは、スプーン曲げで一躍有名になった「ユリ・ゲラー」から。
日本のテレビに出演しまくって結構ブームになったらしいから、みんなのお父さん・お母さん世代なら絶対知ってるんじゃないかな。私は子供のころ「あの人は今」っていう番組で彼の存在を初めて知って、「この人ポケモンだ!」と思った記憶あるなー。 そんなユリ・ゲラー氏、「自分の名前を盗用された」ってことで任天堂相手に訴訟を起こしてます。笑
そしてフーディンは、19世紀フランスのマジシャン「ロベール・ウーダン」から。名前の綴りはRobert-Houdinで、フランス語だと「ロベール・ウーダン」だけど、英語読みすると「ロバート・フーディン」。彼は「近代奇術の父」と呼ばれていて、今のマジシャンの地位や職業観はこの人が確立したと言っていいほどすごい人らしい。
フーディンの由来っぽい人はもう一人いて、それは「ハリー・フーディーニ」っていうイリュージョニスト。本名ではなくて、名字のHoudiniは、尊敬するウーダンが由来。「脱出王」としてアメリカですごい有名らしくて、Wikipediaの英語版は情報量がすごかった。
〈参考サイト〉